綾の音の会🎶藤舎秀代

 笛を吹く人

裕閑寺名月椿 お月見の会

祐閑寺名月椿

 椿の里として知られる津幡町笠谷地区の倉見区に、ツバキの名木「祐閑寺名月(ゆうかんじめいげつ)」で有名な祐閑寺があります。ごく早咲きの一重白ツバキで、樹齢200年以上と推定されています。仲秋の名月の頃に咲くことから、「祐閑寺名月」と呼ばれています。開花期は9月末から翌年4月までと長く、初期の花は茶人から愛好されています。祐閑寺では、毎年10月の中秋の名月に、祐閑寺名月椿観賞会が開催されます。
 祐閑寺名月椿保存会が設立されており、毎年4月の第1日曜〜月曜日に、町内のツバキが一堂に集められた椿展が開催されます。祐閑寺付近では、深紅の花を付ける「専修庵(せんしゅうあん)」、ウェルピア倉見の庭に咲く「遅日(ちじつ)」や「湯座屋(ゆざや)」、倉見八幡神社にはヤブツバキの老木があります。
◆1981年(昭和56年)8月1日 津幡町文化財(天然記念物)指定
 『河北郡誌』によると、祐閑寺は蓮如(れんにょ)の3男蓮綱(れんこう)が能美郡波佐谷に創建した松岡寺の流れをくむ寺院と伝えられています。享禄年間の兵火で焼失した後、1571(元亀2)年に河北郡銚子口(現金沢市)に移って祐閑寺と称し、1656(明暦2)年に倉見村に移転し、1671(寛文11)年に現在の地に再興されました。1780(安永9)年2月には、蓮如ゆかりの寺院として、同地区の笠池ケ原区にある「蓮如上人お手植えのイチョウ」公園に、石碑「蓮如上人御旧跡」を建立しました。

f:id:ayanone-hideyox:20180208083744j:plain

www.youtube.com


photos.app.goo.gl